異性への意識

あれから少し時間が経ち、みらい、勇平、大平の3人はいまだにパソコンのゲームで遊んでいた。
いや、正確に言えば、勇平と大平の2人がゲームに夢中になっており、その2人をみらいが見守っていると言った方がいいだろう。
大介達は、勇平や大平の事はみらいに任し、自分達は自分達で話をしていた。

「だからさ、あいつを見てると、少しだけどさ、大平に似てるところがあるな〜って思っちまったんだよな。」

「へぇ〜、そうなの?私は見てても全然解んないけど…」

「私も解らないわ。」

「私もよ。まあそれは仕方ないよね。だって大介は大平ちゃんのお兄ちゃんなんだもん。」

「ま、まあな。」

そんな話をしていた時…

「ええ〜!?」
勇平の大きな声が響いた。

「な、なんだ!?どうしたんだ?勇平」
大声に気づき、勇平達の方へ視線を向けた大介

なつみ達も大介に続くように視線を勇平達に向ける。

「声が大きい。」

「もっとやりたい!」

「ダメ。」

「なんで!?」

「なんででもダメなものはダメ。」

勇平とみらいが言い争っていた。

「な、なあ、大平。どうしたんだ?」
状況が解らず、静観していた大平に聞く。

「あっ…兄ちゃん。あのね、みらいちゃんがね、もう充分ゲームで遊んだんだから、これでおしまいって言ったら…」

「このさまってわけか。」

「うん。」

「そんなのんびりしている場合じゃないわ!山口君!」

「そうよ!早く止めなくちゃ!」

「待てよ、ここはみらいに任せとけ。」
慌てるえり子とタマエを止める大介

「でもっ!」
なつみも止めようと動こうとするが…

「いいから、いいから。」

なつみ達を止めて、みらいと勇平の方を見た。

「なんでなの!?もっとしたい!」

「だからダメって言ってるでしょ、目、悪くなっちゃうよ。それに…」

「それに?」

「あまりこっちの世界でむやみにインターネット回線を繋ぐようなゲームソフトファイルを開いていたら、
このノートパソコンの負担になるの。」

「負担?」

「そう。この負担は、私のノートパソコンの場合、すべて未来が背負わなければならない。」

「あっ…」

「あとこっちの世界でのウィルス量は未来の世界に比べて量が多い。だから、なんとかワクチンプログラムは作動させてあるけど、
それでも、負担が大きいの。解って、勇平君」
どうしてもうダメなのかきちんと説明して諭すみらい

「…うん。」
みらいの説明を聞いて納得する勇平

「ふぅ…・未来、お疲れ様。ゲームソフトファイルを終了させて。」

『了解。』
みらいが上手く勇平を諭した事ですぐに解決してしまった。

「な?どうにかなっただろ?なつみ、タマエ、えり子」

「う、うん。確かに…」

「すっご〜い…」

「山口君、どうしてみらいちゃんに任せようと思ったの?」

「ん?いや、なんとなくさ。」

「なんとなくなの?」

「ああ。」

「なんとなく」で放置したんかいっと思うなつみ達であった。

ゲームソフトファイル終了中……ゲームソフトファイル終了完了。

『ゲームソフトファイル終了完了!』

「未来ちゃん、ごめんなさい…」しょんぼりする勇平

『なんで謝るの?勇平君』

「だって…」

『私は主の命令に従って動いているの。最初からゲームソフトファイルを使うのが危険なら、
勇平君にゲームはやらせなかったと思うよ。』

「えっ…」

「未来っ!」

『あははははっ…』
主であるみらいに怒られるが、笑い飛ばす未来

「…このお喋り者っ!」
怒りながらも、みらいはちょっと顔を赤くしていた。

『んもぉ〜、そんなに怒らなくったっていいじゃん。』

「……」

「あ…無言になっちゃった。」呟く勇平

『あららら…』

「…電源、落とすよ?」

『あっ、うん。』

「ゆっくり休んでて。未来」

『うん、わかった!』

そこでみらいはノートパソコンの電源を切った。

「みらいちゃん、ありがとう。」

「別に。」勇平から視線を逸らすみらい

「…なんかみらいちゃん、大介とどことなく…雰囲気が似てると思わない?」

「あっ、タマエちゃんもそう思う?」

みらいと大介の雰囲気が似てるというタマエとえり子

「な、なんだよ、急に…」

「だって、似てるんだもん。ねぇ?」

「ええ。なつみちゃんはどう思う?」

「えっ?何が?」

「みらいちゃんと大介よ。雰囲気、どことなく似てない?」

「…そうかな?」首を傾げるなつみ

「そうかなって、なつみ」

「だってよくわかんないだもん。」

「んもぉ〜」

(確かに言われてみればそうだよね…みらいちゃんって、
どことなく大介に似てるよね。なんでそう思っちゃうんだろ?)
タマエには解らないと言いつつも、疑問を心の中で抱くなつみであった。

そして大介も…

(たく、タマエのやつ、急に何言いやがるんだ。みらいが俺に似てるだと?
ぜってーありえねぇ…だってみらいは…)
心の中で愚痴る大介

「あっ、そうだ。」
何かを思い出すなつみ

「どうしたの?」

「そういえば忘れてた。これから買い物行こうかと思ってたんだった。」

「買い物?」

「うん。今日の晩御飯、私が作らなくちゃいけなくなっちゃったからさ。」

「そうなんだ。」

「うん。あっ、ねぇ、うちで晩御飯食べていかない?」

「あっ、それいいね!えり子ちゃんもそう思うでしょ?」

「ええ。」

なつみの提案に賛成するタマエとえり子

「大介も良かったらどう?」

「へっ?お、俺は別に…」

「クスっ、でも…勇平君はやっぱり今日くらい、みらいちゃんと一緒に食べさせてあげない?」

「…確かに。」
なつみに勇平の事を言われて考え出した大介

「ねっ?」

「…解った。義母さんに連絡しときゃ大丈夫だろ。」

「よーし、そうと決まったら買い物ね!」
作る人数が増えて気合が入ったなつみ

「うん、そうだね!」

「ええ、そうね!」

「おいおい、俺も行くのかよ?」

「とーぜんでしょ、荷物持ちが欲しいし。」

「たくっ、わーたよ、行きゃーいいんだろ?」

「なつみちゃん、みらいちゃん達はどうするの?」

「へっ?もちろん連れて行くつもりでいるけど…」

「おいおい…夢はともかくとして、何も全員出動しなくても…」

「兄ちゃんが出かけるなら、僕もいく!」
兄が行くなら僕もと言う勇平

「ほら、大平ちゃんだって行きたいよね〜、お兄ちゃんと一緒に。」

「勇平君とみらいちゃんも一緒に行きましょうよ?」

「へっ?」

「私はバス。」

勇平は突然の誘いに呆気に取られ、みらいはきっぱり断っていた。

「みらいちゃん…」

「何度言ってもバス。」

「どうして?一緒に行きましょうよ、みらいちゃん」

「そうそう。勇平君は行きたい?」

「えっ…えっと…い、行きたいけど……あんまりお外には出たくないから……その…」
モジモジしながら、視線をみらいに向ける勇平

「……」
みらいは黙ったまま、勇平の視線に気づいたので、目だけを勇平に向けた。

「えっと、だからその……」

「はぁ〜…勇平君、言いたい事ははっきり言わないと相手には伝わらないよ?」

「えっと…ごめんなさい…」

「…で?勇平君はどうしたいの?」

「えっ?」

「みんなと一緒にお買い物に行きたいの?行きたくないの?」

「あっ…行きたい。」

「……わかった。」

「えっ?」

「私も行く。」
仕方ないと言わんばかりに自分も行くと言ったみらい

「わぁっ…ありがとう!みらいちゃん!」
嬉しくてみらいに抱きついた勇平

「別に。」
抱きついてきた勇平を引き離さず、好きにさせているみらい

「???…あまり状況が良く飲み込めないわ……」

「なんだよ、タマエ。見てて解んねぇのかよ?」

「ムッ…・じゃあなに?大介には解るの?」

「ん?ああ、なんとなくな。」

「じゃあ教えてよ。」

「なんでだよ?めんどくせー。」

「山口君。」

「ん?」
「私も…状況が良く解らないの、教えてもらえないかな?」

「私も。」

タマエに続いて、えり子やなつみも解らないと言う。
「なんだよ、お前らも解んねぇのかよ。あのな、勇平自身は行きたいと思っているけど、みらいが行かないなら
自分も行かないっていう状況なんだよ。んで、みらいが行くと言ったから勇平も行く。」

「そうなの?でもなんで?」

「さぁな。たぶん…ここがあいつらにとっては過去の世界だからじゃねぇか?」

「どういうこと?」

「今、この状況で勇平がもっとも信頼していて、安心出来るやつは誰だ?」

「あっ…そっか。」

「そう…みらいだよ。」

「確かにこの状況で勇平君がもっとも信頼できて、安心出来る人といえば、みらいちゃんよね。」

「まっ、そういうことだ。」

大介の説明にやっと理解したなつみ達。

「なるほどね。さて、それじゃもう買い物に出かけようか。」

「それもそうね。」

「そうだね。あっ、でもその前に電話しないと。」

「うん、そうだね。下に降りて電話しなよ。使っていいから。」

「解ったわ。」

「ええ、そうするわ。」

「サンキュ」

その後みんな下に降りて、居間の方へ行った。
タマエ、えり子、大介の順に家に電話をし、晩御飯をなつみの家で食べる事を伝えた。
それぞれの家への電話が終わったあと、なつみ達は買い物に出かけた。


スーパーに着いたなつみ達は店の中へと入っていった。

「うわぁ〜…」目を輝かせる勇平

「驚いた?勇平君」

「うんっ、驚いたっ!」

「ここはまだ20世紀だから、デジタル化があまり進んでいない時代なんだよ。
パソコンなんかも、この時代ではまだ持っている事が当たり前な時代ではなくてね、
パソコンの値段が高くて、なかなか手に入りにくいんだ。」

「えっ!?そうなの!?」

「うん。」

勇平とみらいが歩きながら会話をしていた。

「ところでなつみ、今日の晩御飯は何にするの?」

「う〜ん、カレーにしようかなって思ってるけど…どう?」

「カレーか、いいんじゃないかな。ねっ、えり子ちゃん」

「ええ。」

「んじゃ決定!」

「んじゃまずは野菜だな、行くぞ。」

なつみ達は野菜売り場へ向かった。

「えっと、まずはジャガイモね。どれがいいかな……」

「別にどれでもいいんじゃねぇの?」

「う〜ん、それもそうなんだけどね〜」

「このジャガイモが良いよ。」
悩むなつみにみらいが声を掛けてきた。

「えっ?」

「このジャガイモ、質や形が良さそう。ここに置いてあるジャガイモは
確かにどれも新鮮だけど、質と形の良さと悪さがあるからね。」

「み、みらいちゃん、解るの?」

「うん。知り合いに農家の人が居るから、良く教えてもらってる。」

「へぇ〜、そうなんだ。じゃあこれにしよっかな。」

「じゃあ次はニンジンね。」

「…なあ、勇平」
買い物の様子を眺めながら、勇平に声を掛ける大介

「ん?」

「ちょっと…聞いていいか?」

「何を?」

「あのさ、みらいのやつ、なんで農家の知り合いがいるんだ?それに医者の知り合いとかも。」

「う〜ん、僕も良くわかんない。」

「そっか…」

「ニンジンはこれが良いじゃないかな。」

「じゃあこれにしよっと。」

みらいに野菜を選んでもらいながら、次々と買っていったなつみ

「野菜はこれで全部ね。今度はお肉ね。」

なつみ達は野菜売り場を離れて、肉売り場へ移動した。

「お肉はいつものこれで大丈夫。えっと、あとは…カレーのルーだね。」

「ええ、そうね。」

「中辛のルーを買えばいいんだよね。」

「ううん、違うよ。タマエ」

「へっ?」

「中辛と甘口を買う。まあ、いつもは中辛だけど。」

「あっ、そっか。忘れてた…」

「大平ちゃん達は、あまり辛いものは食べられないものね。」

「カレーのルーって1つじゃないの?」
なつみ達の話を聞いて疑問を抱いた勇平
「ううん、違うよ。勇平君」1つじゃないと言うなつみ

「カレーのルーは、甘口、中辛、辛口とそれぞれのルーがあってね、中辛と甘口を半分ずつにして合わせたり、
辛口と甘口を一緒にしたり。いろいろな組み合わせがあるんだよ。」
勇平に説明するみらい

「へぇ〜…みらいちゃんもそうなの?」

「ん?何が?」

「みらいちゃんがカレーを作る時、カレーのルーを2つ混ぜてる?」

「うん、混ぜてるよ。勇平君が食べる時は、甘口と中辛を少しのルーを入れてるよ。」

「僕が居ない時は?」

「…場合によるけど、辛口と中辛、辛口と甘口、中辛と甘口とか。1つのルーしか混ぜない時には中辛を入れて混ぜてるよ。」

「そうなんだ。」

「ちょっ、ちょっと待てっ!」
「待った」を掛ける大介
「何?」

「お、お前、中辛のカレー…食べれるのか!?」

「うん、食べれるよ。」

「甘口じゃねぇのかよ!?」

「うん。カレーが甘いのはちょっとね。それにカレーに限らず、わさびが入ってるお寿司とかも大丈夫だけど。」

「マ、マジかよ…」

「み、みらいちゃん、ほんとにわさびが大丈夫なの?」

「うん、うちのパパとママも知ってるよ。最初は驚いてたけど。」

「……マジで!?」

「うん。」

「…っていうか、普通小学校に入ったばかりの歳のやつがわさびが平気なはずねぇんだけど…」

「「「わ、私達もそう思う・・・」」」
なつみ、タマエ、えり子が声を揃えて言う。

「…まあ確かに普通はわさびなんてまだ平気と言えるような歳じゃないよね。」
否定しないみらい

「おい、おい、そこをさらっと流すなよ。」

「何を?」

「とぼけるなっ!」

「別にとぼけてない。」

「……(みらいのやつ、話題をそらしやがったな!?ほんとにこいつがあん時
俺達の前に現われた未来のなつみの子供のみらいなのかよ!?)」

「あっ…みらいちゃん」

「ん?」
勇平に呼びかけられたみらい

「お外にツバメ君が居るよ。」

「えっ?」

「ほら。」
勇平は人差し指を外に居るツバメ君に向けて指した。

「…ほんとだ。」

「なんでツバメ君がここに居るの!?」

外に居るツバメ君はみらい達に向けて何かを知らせようとしていた。

「なんか…伝えようとしてるみてぇだな。」

「あれ、ジェスチャー?」

「ツバメ君、何て言ってるんだろ?ねぇ、みらいちゃん、ツバメ君、何て言ってるの?」

「……」
なつみの問いかけには反応せず、みらいは無言のままツバメ君のジェスチャーを読み取っていた。

「みらいちゃん?」

「はぁ〜…またなの?」
みらいはツバメ君のジェスチャーを読み取ったのか、そこでため息をついた。

「みらいちゃん、どうかしたの?」

「江地さんが、また危険な実験を始めようとしてるんだって。」

『えっ!?』大介達一同が声を揃えて驚く。

「き、危険な実験!?」

「そう、爆発を起こすような。それでその実験を止めに来て欲しくてここへ来たんだって。」

「なるほど…ってそんなのんびりしてる場合じゃないよっ!みらいちゃん!!」

「早く行って止めないとっ!!」

「止めても無駄だと思うけど、江地さんだし。」
爆発起こすような実験をしようとしているというのに、とても落ち着いていたみらい

「だ、だからってこのまま放置しておくのは危ないでしょっ!」

「それによ、マスコミ騒ぎになっちまうかもしれねぇ。」

「そんな事になったら、大変な事になっちゃう!!」

「そうなの?」

『そうなのっ!!』大介、なつみ、タマエ、えり子の4人は一斉に声を揃えた。

「ひっ!…みらいちゃん、なんか……お兄ちゃん達、みんな怖い……」
勇平はみらいの後ろから覗きながら言った。

「心配しなくても大丈夫だよ。何も放置するなんて言ってません。」

「じゃあ、どうするの?」

「ツバメ君に以前転送しておいたデータを呼び覚まして、ツバメ君が江地さんの代わりに爆発の危険性を
低める対策法を実行に移せば良いんだよ。一応、ツバメ君は江地さん専属のロボット助手だしね。」

「そ、それじゃあ爆発を防げるのね!?」

「はい。あと少しで買い物が終わるみたいだから、私と勇平君は先にスーパーから出て、ツバメ君と会ってきますね。
あまり人の目に付かない所へツバメ君を連れて移動させないといけないし。」

「そう、解ったわ。タマエ、えり子ちゃん、悪いけど、お願い出来る?」

「おっけ〜」

「ええ、解ったわ。」

「それじゃ行こっか、勇平君」

「うんっ!」

勇平は返事をした後、みらいと一緒にスーパーを出ていった。

「あっ!待ってよっ!それじゃあなつみ、大介、私達はみらいちゃん達を連れて、夢が丘公園に行ってるね。」

「うん、わかったわ。お願いね!」

「任せといて!それじゃあ私達も行くよ、えり子ちゃん!」

「ええ!」

タマエとえり子も慌ててみらい達を追いかけるためにスーパーを出ていった。

残されたのは、大介、なつみ、大平、夢の4人だった。

「……と、とりあえず…残りの買い物、済ませようぜ。」

「え、ええ、そうね。」

大介となつみはお互い急に気まずい雰囲気なってしまったためか、ギクシャクしていた。
大介達はカレーの材料の他に必要な物を買い揃えてから、レジに向かって並んでいた。

「ねぇ、大介」

「なんだ?」

「悪いけど、少しの間だけ、夢を預かっててくれない?」

「……」

「夢を抱いたままじゃあ、お金が払えないのよ。それに…夢、今寝っちゃってるし。」

「…しゃーねぇな…」
大介はめんどくさそうな顔をしながらも、なつみから寝ている夢を預かった。

「ありがとう、大介」

「別に。」

その後なつみは会計を済ませ、それぞれ買い物袋に詰めて、大介に預かって貰っていた夢を再びなつみが抱き戻し、
大介はなつみの事を思ってか、自分から2袋の買い物袋を左右の手に1袋ずつ持った。

「大丈夫?片方…持とうか?」

「平気だ、そんなに重くねぇからよ。お前は夢をしっかり抱いてりゃいい。」
大介は軽く言った。

「大介……ありがとう。」

「べ、別に。ほら、大平!行くぞ。」
なつみに自分が照れているのがバレないように、先に大平と一緒にスーパーを出て行った。

「あっ!待ってよ、大介!」
なつみは先に出て行ってしまった大介を急いで追いかけていった。



改めて、なつみ達は、みらいの父親の事で少し話題になってしまったせいか、
タマエやえり子は同意したものの、なつみはわからないと言い、大介はそれを否定した。
なつみは、いったいなぜ、みらいと大介の雰囲気がどことなく似ていると思ってしまったのだろう?っと考えていた。
果たして、この疑問の答えをなつみ達が知る時が来るのであろうか!?


第21話へ続く。


今回のお話では前半では水木家での様子で、後半では、町のスーパーに晩御飯の買い物です。
最後の方で、大介となつみがお互い気まずい気持ちでぎくしゃくしながらも、お互い意識していましたね。
大介は以前からなつみに好意を持っているので、なつみを1人の女性として意識していますが、なつみは、違います。
なつみはまだ自分の大介への本当の思いに気づいていない。
なぜ急に大介を1人の男性として意識してしまうのだろう…っと思い悩んでいると思いますね。こういう場合。
一体大介達はいつ、お互いが意識しあうようになったのでしょう?謎ですよね〜。
それでは第21話へお進み下さい。

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