コンタクトディスプレイ

スパナは未だに黙って作業を続けていた。

ツナは沈黙に耐えきれず、その場で立ち上がり、スパナに話しかけた。

「あのっ……あのっ……」

「話掛けないで。」

「えっ」

「今、細かい作業してるんだから。」

「あ…すみません。」

その時、ツナのお腹が鳴った。

(昨日の夜、ご馳走いっぱい食べたのに……でも走ったり、“X BURNER(イクスバーナー)”を撃ったりしたんだもんな…)
お腹に手を添えながら、心の中でそう呟いたツナ

(連戦すれば、いくら昨日たくさん食べたからと言っても、お腹空くよね……台所と材料さえあれば、何か作ってあげられるんだけど………
この部屋にはそんな物がないから無理なんだよね。………ん?あれって、もしかして冷蔵庫…かな?)
部屋を見回してると、冷蔵庫と思われる物に目を留めたソラ

ツナのお腹がまた鳴り……

「うるさい。」

「ごめんなさい!でも、これ勝手に鳴るし…」

スパナは作業の手を止めて、立ち上がって移動し、冷蔵庫(?)の前でしゃがんでドアを開けた。
中には、たくさんのパックが入っていた。

「あ、あの…」

「ほらっ」冷蔵庫(?)から出したパックをツナに向けて投げた。

「うわっ!?つめたっ…これ、凍ってますけど!?」

「当然だよ。冷凍パックだし。」

(酢花゜印カレー?…っていうか、冷蔵庫じゃなくて、冷凍庫だったんだ…)

「姫も要る?」

「いえ、良いです。お腹空いてないので。」

「そうか。食べたくなったら、勝手に出して食べていいから。」

「ありがとうございます。」

「電子レンジか何かで温めないと…」

ツナが持っている冷凍パックを奪い取り、自分の腹部を開けて、その中に入れて閉じた。

「あ!?こら、何をっ…」
しゃがんで、ミニモスカに触れたツナ

「そいつの腹には電子レンジが仕込んであるんだ。」

「え!?そうなんですか?」

「…これ、家庭用ロボットですか?」

「うん。」

(…って事は武器は一切装備されてないのかな?初めて見た時からなんとなく戦闘用のモスカじゃないような気はしてたけど…)
そう思いながら、ミニモスカを見るソラ

その時、電子音が鳴り、腹部が開き、そこから冷凍パックが飛び出して、そのままツナの顔面に直撃した。

直撃した後、そのまま後ろに倒れたツナ

「あちっ!あちゃちゃ!」
顔面に熱いパックが乗っかっていたせいで熱を浴びたツナだった。

ミニモスカの右手をツナに向け、5本の指から水が発射された。

そのおかげで、熱かった顔は冷えたが、顔だけでなく、服と解凍したパックも濡らしてしまった。

「また改良が必要だな。」

(人を実験道具にしないで下さい。)
声には出さず、心の中で呟くツナ

「ウチのボスを実験道具にしないで下さい。」
さすがに銃を向けはしなかったが、少し怒った声を出していたソラ

「…悪かった。そんなつもりはなかったんだが…」

(ソ…ソラちゃん、もしかして怒ってる!?)

その後、ツナはタオルを借りて濡れた所を拭いてから、温め直したカレーを食べていた。
その間、ソラはずっと黙ったままだったが……

(ソラちゃん、まだ怒ってるのかな…?フード被ってるから全然解らないよ。たぶん、俺以外にこの人も居るから外さないんだろうけど…)
カレーを食べながら、ソラの様子を時々見ていたツナ

(…“X BURNER(イクスバーナー)”の完成のためにここに留まってるとはいえ、了兄達の事も気になる……せめて、通信さえ繋がればっ…)
ソラはもう怒ってはおらず、今の状況を整理しているだけだった。

ずっと黙ってるせいで、ツナがまだ怒ってると勘違いしているとは知らずに……

ツナがカレーを食べ終わり、それから少し経った頃、再び揺れ出した。

先程よりも揺れが激しく、ドラム缶とかいろんな物が倒れるほど。

「うわあぁぁ!?………いってぇっ…」
ツナは立ったままだったせいか、揺れのせいで傍に居たミニモスカに頭突きをしてしまった。

ミニモスカはツナの頭突きでどこかがやられたのか、倒れてしまった。

少しすると、揺れが治まった。

「いたたたっ……」頭を摩るツナ

「石頭だな、あんた……」

「は、はぁ…すみません。…ん?どうしたんですか?」

「配線が切れた…修理しないと…」
そう言いながら、部品を探していたスパナ

「修理?じゃあこれ…」
自分の傍で倒れてるミニモスカに視線を向けたツナ

「気に入ってるんだ、ミニモスカ」

「ミニモスカ?」

「可愛いだろ?」

「えっ…あっ…そうですね!ハハハっ……(か…可愛いかな…?)」
ミニモスカを見ながらそう思ったツナ

(でも、いったい何が起きてるんだ?みんな、大丈夫かな?)
そう思いながら、部屋を見回してると、ある所に目を留めたツナ

ツナが目を留めた先には、自分の体を抱くように抱きしめながら震えているソラの姿があった。

「姫ちゃん!?」ソラにすぐ駆け寄ったツナ

ソラは先程の地震の時よりも怯えていて、未だに体を震わせたままだった。

「姫ちゃん、地震はもう治まったから大丈夫だよ!」
そう言いながら、ソラを優しく抱きしめて、さっきと同じように安心させるツナ

少しして震えが治まり、落ち着いたソラ

「あっ………ご」
ソラの口に人差し指を添えてその先を言わせなかったツナ

「ごめんなさいは言わなくていいよ。」
そう言いながら、その場に胡坐を組んで座り、すぐに離れそうなソラを自分の足の上に乗せたツナ

「!?」

「また地震が起きても、ここに居れば俺にすぐ掴まれるでしょ?」

「で…でもっ」

「でもじゃない!また地震が起きたら、俺に掴まる事!!解った?」

「は…はい。(パパ、少し怒ってる?)」
ツナの声がほんの少しだけ怒ってるように聞こえたソラ

(まったく、全然頼ってくれないんだから………少しはホントに俺を頼って欲しい…)
ソラの答えを聞いた後、心の中でそう呟いていたツナ

「もういいか?」

「あっ!ご、ごめんなさい!!何でしょう!?」
スパナの存在をすっかり忘れていたツナ

「修理は後回しにする。…ボンゴレ、今から超モードになってよ。」

「えぇ!?」

「“X BURNER(イクスバーナー)”はウチが完成させてやるって言ったろ?実際やって試すから。」

「えっ…いや…でも!俺…俺、逃げちゃえると思うんですが…」

「逃げてどーすんの?ウチの連中は強い…次はやられるぞ。」

「えっ…」

『スパナが言う事も一理あるな。“X BURNER(イクスバーナー)”を完成させないと、この先厳しいかもしれねぇ…』

(この声はっ…リボ兄!?)
「わかったって!!ん?」
ソラとツナは聞こえた方に視線を向けた。

そこにはリボーンの姿が……

「「リボ兄!!/リボーン!!」」

『ちゃおっス』

「お前、いつの間に!?」
そう言いながら、リボーンに触れようとしたが、透けてしまった。

「あれ、透ける!?うわっ!?お前っ…」

「…立体映像(ホログラム)?」

『当たりだぞ、姫。俺は本物じゃなくて、3Dの映像なんだ。』

「え!?じゃあお前、本当はここに居ないの?」

『お前のヘッドホンにだけ取り付けられた、特別な機能でな…今、ボンゴレアジトで撮影されてる俺の映像が立体的にここに映しだされてんだ。』

「なっ…そういえばちょっと透けてる…っていうか、そんな機能ついてたの!?」

『これが付いてるから、お前のヘッドホンだけでかいんだ。』

そう、守護者である獄寺達やソラはネックバンド型なのに、
ツナのだけヘッドバンド型なのはこの特別な機能が付いているからなのだ。

『そうなんです!私の自信作なんです!!』
リボーンの後にジャンニーニがそう言った。

「ジャンニーニ…そういう事は先に説明しといてよ。」

『はぁ…しかし、リボーンさんが秘密の方が良いとおっしゃって…』

「やっぱりね。リボ兄の事だから、どうせまた綱吉さんを驚かそうと思って秘密にしてたんでしょ?」

『当たりだぞ。』

「驚かさなくていいよ!!」

『まぁ、とにかく…電波の調子が悪くてな、さっき急に良くなったんだが…何かあったか?』

「え…?ああ、地震!!そっちもあったろ?」

『ん?なかったぞ。』

「え?…っていうか、じゃあそっちは…」

『ああ、今んとこ無事だ。』

「良かった〜」リボーンの言葉を聞いて、京子達が無事な事に安心したツナ

(地震が起きてない…?じゃあさっきから起きてるこの揺れはいったい…?)
リボーン達が居るアジトの方は地震なんか起きてない事を知り、この揺れの原因が何なのか考えるソラ

『姫さん!地震大丈夫でした!?』
ジャンニーニがソラに声を掛ける。

「ジャ…ジャンニーニさん、ボリューム下げてっ…」

『あっ…す、すみません!!それで…大丈夫なんですか?』

「………だ…大丈夫だよ。」
少し間を置いてから答えたソラ

『ほ…本当に大丈夫なんですね!?』

「うん、平気。綱吉さんが傍に居るだけ、あの時とは状況が違うから…」

『そうですか…それを聞いて安心しました。』

(あの時…?どういう事だろう?ただ地震が怖いだけじゃないの…?)
ソラの言葉を聞いて気になったツナ

『ツナ、お前は人の心配より、自分の心配をしやがれ。』

「え?」

『スパナ、“X BURNER(イクスバーナー)”の完成までにどのくらい掛かるんだ?』

「ん〜…そうだな…」

「お前もしかして、この人知ってんのか?」
スパナを指差しながら、リボーンに聞くツナ

『知らね』即答するリボーン

「その割には、さっきから馴れ馴れしいな…」

『まぁな。お前らが戦闘を終えた後、また通信が繋がらなくなっちまったが、雑音混じりで、ずっと音声は聞こえてたから、どんな奴かは解ってんだ。』

「だからってなぁ…」

『それにお前に任せとくと、ラチが明かなねぇからな。いつまでもチンタラしやがって。』
そう言いながら、映像として映ってるリボーンが、銃に姿を変えたレオンをツナに向けた。

「うわ!?待て、リボーン!!タッ…タンマ!やめてーっ…待ったー!」

自分の足の上にソラを乗せたままの状態で、立体映像のリボーンに怯えていたツナ

(………パパ、立体映像(ホログラム)なのに怖がってる。…まぁ、そうなるのも…無理ないか。)
父親のそんな姿を見ても、リボーンだから仕方ないと思うソラだった。

銃を降ろしたリボーン

『そういや…姫、ずっと聞いてたが、お前の方こそ、スパナの事知ってんのか?』

「知らない。」即答したソラ

「えぇ!?その割には親しそうに話してたじゃん!?」
ソラに視線を向けてそうツッコんだツナ

「そう?今日が初対面だよ。(ただ…超直感で危険な人じゃない、信用して良いって感じたから、少しだけ警戒心を解いただけ…)」

『そうか。…途切れ途切れの音しか入ってこねーが、施設の破壊に向かった山本達は2組に分断されちまったぞ。』

「え!?ぶ…分断!?」

「それ、ホント?リボ兄」

『ああ。』

「…じゃあ、獄寺君や山本はどうなっちゃったの!?」

「さぁな。」

「さぁなじゃないだろ!?みんなに何かあったらっ…」

『心配したって、分かんねぇもんはしょうがねぇだろ。今、通信がかろうじて繋がっているのはお前と姫だけなんだ。』

「でもっ…」

『仲間を信じる事だ。あいつらも特訓を重ねてきたんだからな。』

「それはそうだけど…」

『よっぽどの敵に出会わねぇ限りは大丈夫だろ。』

(だよな。俺達が信じなきゃ…みんなも俺達を信じて先に向かったんだ。)
そう思いながら、ソラに視線を向けたツナ

ソラはツナの視線に気付いて頷いた。

『それよりも、お前には考えなきゃいけない事があるだろ。』

「え?」

『スパナの言った事だ。今のままでいいのか?ツナ』

スパナに視線を向けたツナ

「これでよし。」ミニモスカを修理していたスパナがツナの視線に気付く。

『獄寺や山本達が強くなったとはいえ、ここからの戦いは未知数だ。どんな敵が居るのか分からねぇ…お前自身が強くならねぇと。』

「そりゃ…わかってるよ。」

『………姫、お前の意見を聞かせろ。』

「え…?」

『お前はどう思う?“X BURBER(イクスバーナー)”を完成させるべきか、そうでないか…』

「………今の綱吉さんじゃ、この作戦は成功しないと思う。」
少し間を置いてから話し出したソラ

「!?」目を見開くツナ

「“X BURNER(イクスバーナー)”を完成させているのとさせてないのとで、大きく結果が違う。だから、“X BURNER(イクスバーナー)”を
完成させた方が良いと思う。だから、ここに留まる事にした。」

『ふむ。』

「…敵はまだ、“X BURNER(イクスバーナー)”の事を知らない。この時代のボスも“X BURNER(イクスバーナー)”を編み出してはいたけれど…
未完成のまま、まだ一度も実戦では使ってなかったんだよ。」

「えっ!?この時代の俺も“X BURNER(イクスバーナー)”を編み出してたの!?」

「うん、未完成だけどね。」

『そうか。…姫はこう言ってるぞ。どうすんだ?ツナ』

「ど…どうするって…」

『スパナの提案をよく考えろ。そして、お前が決めろ。』

「で…でもっ…“X BURNER(イクスバーナー)”を完成させるって、いったいどうやって…」

「何も難しい事じゃない。“X BURNER(イクスバーナー)”のフォームを矯正すればいいんだ。」
今まで黙っていたスパナが説明し始めた。

「“X BURNER(イクスバーナー)”のフォームを自分で矯正する?」

「うん。」

「どうやってその矯正をするんですか?」
ソラも気になっていたので、スパナに聞いた。

「それは、このコンタクトディスプレイを装着する。」
そう言いながら、コンタクトレンズを手に取って、ツナ達に見せるスパナ

「コンタクト?」首を傾げたツナ

「眼球に直接取り付ける、コンタクトレンズ型の表示装置の事だ。将来的には、手ぶらでテレビを見たりする技術だが、
超小型なので、戦闘に最適。」

「でも…それと“X BURNER(イクスバーナー)”の完成がどう関係あるんですか?」

「そっか…その手があった。」
自分の手をポンと叩いたソラ

「えっ…!?姫ちゃん?」

ツナはコンタクトディスプレイとX BURNERがどう関係あるのかまだ解らなかったが、
ソラにはその説明を聞いただけで、理解したようだ。

「綱吉さん、さっきも話したでしょ?“X BURNER(イクスバーナー)”が不安定なのは、右と左の炎のバランスが悪いからだって…」

「そういえば、そんな事話してたね。」

「たぶん、この人が考えてるのは、グローブと連動させてコンタクトディスプレイにグローブの炎の出力状況が映し出されるようにして、
左右を対称にするんだよ。…そうですよね?」
ツナに説明した後、スパナに視線を向けたソラ

「その通りだ。姫、あんたホントに賢いな。左右のエネルギーベクトル…つまり、そのコンタクトディスプレイに映し出される左右の矢印が
重なるように撃てれば、“X BURNER(イクスバーナー)”はブレずに安定する。」

ミニモスカが持っていたノートパソコンをツナ達に見せながら説明していたスパナ

「え?…それだけ?」

「簡単だろ。」

『確かに感覚だけで左右を対称にするのは”相当難しい”みてーだからな。客観的に見るのは単純だが、良い考えかもな。』
リボーンはソラにだけ解るように、「相当難しい」の部分を強調して言う。

(…リボ兄、相当難しいって所だけ強調しないで欲しい…さりげなく私に向けて言ってるよね!?)
リボーンの言いたい事が解ったソラ

「へぇ…」ツナはツナで呑気に感心していた。

『私は反対ですよ!!ミルフィオーレの技術者の言う事など信用出来ません!!10代目に何かあったらどうするんですか!?』

「ジャンニーニ…」

(ジャンニーニさん、絶対それとは別に技術者としてのブライドもあるよね…)
ジャンニーニの言葉を聞きながらそう思っていたソラ

『だいたい、データ不足です!!そのコンタクトが安全だという保障…』

『うるせぇぞ、少し静かにしろ。』

「心配してくれるのは嬉しいけど…」

「いや、心配ない。このディスプレイは匣兵器で既に使われている。信頼出来る技術だ。」
スパナも安全性については保障するとジャンニーニに言う。

『とにかく駄目と言ったら、駄目です!何度も言いますが、私はその方の言う事を信用出来ません!』

「どうして?」

『そんなの決まってるじゃないですか!!我々がボンゴレで、あなたがミルフィオーレの人間だからですよ!!』

「ジャンニーニさん」
それまで黙って聞いていたソラがジャンニーニに話しかける。

『は、はい。何でしょう?』

「ジャンニーニさんが警戒するのも解るけど…所属するファミリーが違うってだけで、そこまで敵視する必要ってあるのかな?」

『な、何を言ってるんですか!?姫さん!!だってミルフィオーレは、あなたの』

「その先を言うな!!」ジャンニーニの言葉を遮ったソラ

『!…す…すみませんっ…』

ソラの怒鳴り声に驚いていたツナ

「ジャンニーニさんが言いたい事は解る。でも、それとこの人の事をごっちゃにしちゃ駄目。」

『し…しかしっ…』

ソラは少し考えた後、ツナのヘッドホンを手に取った。
その際、リボーンの3D映像が消えた。
ヘッドホンをいじって一度通信を切った。

「姫ちゃん、何をっ…」

それには答えず、ヘッドホンをスパナに差し出した。

「これにコンタクトディスプレイの情報を送ってくれませんか?」

「解った。」そう言って、受け取るスパナ

ヘッドホンをいじり、ノートパソコンと繋いで、ボンゴレアジトに居るジャンニーニにデータを送った。

それにより、コンタクトディスプレイに問題がない事が解り、ジャンニーニはそれ以上何も言わなかった。

その後、スパナがヘッドホンをツナ達の傍に戻した。

リボーンの3D映像がまた映った。

『こっちの問題はクリアーしたぞ。あとはお前にやる気があるかどうかだ。』

「えっと……」

「綱吉さんはみんなを過去に帰すために戦ってるんでしょ?」

「う…うん。」

「前にも言ったけど…綱吉さんが戦う事が嫌いなのは良く知ってるよ?でも、無事に過去に帰るためにも、
“X BURNER(イクスバーナー)”の完成は必要不可欠…」

「あっ…(そうだよ、俺…約束したんだ。みんなで平和な並盛に帰るって!!)」
ソラの言葉を聞いて、迷いが消えるツナ

「迷いは消えたみたいだね?」

「うん。俺は…“X BURNER(イクスバーナー)”を完成させる!!」
決意の籠った瞳ではっきりとそう言ったツナ

2つに分断されたみんなの事は気になるが、今はX BURNERを完成させる事にしたツナだった。


標的43へ進む。


今回はスパナの提案したコンタクトディスプレイの話ですね。
ソラがジャンニーニを怒鳴ったり、X BURNERを完成させる事をツナに薦めたりしますが、
それ以外はほとんど変化はないような気がします。
それでは標的43へお進み下さい。

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